「犯罪被害者支援県民公開講座」への参加【久喜支部】 – https://keiyu110.org/activities/entry_10904/

「犯罪被害者支援県民公開講座」への参加【久喜支部】

2017年3月10日 更新

10904-2久喜支部では、先日、「春日部市教育センター」にて開催された、みだしの講演開催に当たり、主催者からの要請に基づき会員の希望を募って参加し、会場盛り上げの一役を担うとともに、被害者遺族の生の声を聴き、今後の協力姿勢等について参考にすることができましたが、この状況について報告します。

開催日時

平成29年2月25日(土)午後1時30分から4時20分頃まで

場所

春日部市粕壁東3-2-15
春日部市教育センター2F視聴覚ホール

主催者

春日部市犯罪被害者支援推進協議会
公益社団法人埼玉犯罪被害者援助センター 

後援:埼玉県警察

参加者

10904-1春日部市長(代理:丹下市民生活次長)・春日部警察署長(代理:新井副署長)・援助センター(廣田専務理事)等のほか、犯罪被害者支援団体を含め約100人
※当支部からは、遠藤支部長以下 会員7名が参加

開催内容

(1)主催者挨拶・・20分
春日部市長(代理:丹下市民生活次長)~石川市長挨拶の代読
春日部警察署長(代理:新井副署長)~瓜田署長挨拶の代読
援助センター(廣田専務理事)

  • 相談窓口を一本化し、支援・広報活動に務める。
  • 国の支援が17年前から制定されている。
  • 県センターは、非営利団体として警察とダイレクトに相談できる体制を制定している。

(2)第一部
基調講演・・1時間
演題「犯罪被害者の実情と心情について」
講師:犯罪被害者遺族
栗原一二三 氏  栗原瑞穂 氏

・・栗原さん兄妹は、大切な母親の命を強盗殺人犯に襲われ、命を奪われた体験を語りました。~最初、兄の一二三氏、後半、妹の瑞穂さん
「ある日突然、犯罪被害に巻き込まれる」とは一体どのようなことか。
二人での講演では、その苦労や苦悩を知り、被害者支援の重要性や命の大切さが綴られました。

事件は平成24年8月25日、浦和で発生。以後、警察官の尽力により早々に犯人が逮捕されたが、公判に至るまで色々と支援を頂いた。それがあったから、こうして4年6ヶ月経った今があると思っています。今日は母の月命日であり、墓参してから来ました。と語っていました。

二人は、事件発生当時の状況を克明につづり、その時の身上、現場での警察官・救急隊員、そして救急搬送された病院での医師・看護師の言葉を再現し、どれだけ傷つき、また励まされたかを語りました。また、現場検証の立ち合い、浦和警察署での事情聴取、公判への出廷、近隣・職場での扱いなど、色々とあったこと。自分が母親の命を救うことが出来なかったことを悔やみ、悩んだこと。平成26年2月25日、さいたま地裁で犯人は無期懲役の判決を受けたが、控訴して6月に東京高裁にて再審請求、9月に刑は覆らず上告したものの平成27年5月に刑が確定した。更に、犯人は再審手続き中であり、私たちを苦しめています。そんな中、自分を取り巻く親切な人が多くおり、その人達がいるから今生きている。

等、涙声交りに切々と語り、支援の拍手を受けていました。

(3)第二部
埼玉県警有志職員の軽音楽クラブ「K音」によるミニライブ演奏♪

  • 千装川口警察署長を始めとする警察本部、一線署の男性5人・女性6人のグループによるギター演奏及び歌唱
  • 約1時間にわたり演奏されたが、中でも千装署長のギターとハーモニカを駆使した演奏と歌唱は、目立っていました。
  • 最後には、アンコールの呼びかけに応じ、11人が全員で“上を向いて歩こう”の曲を歌い、途中で交通事故防止の替え歌を交えて合奏し、参加者からの拍手喝さいを受けていました。
地域の皆様と共に―埼玉縣信用金庫<この街 好きです さいしん>