日本防災士スキルアップ研修会参加【川口支部】
2018年2月22日 更新
支部の渡邉支部長は、日本防災士会の認証資格を有する「防災士」であるため、二月十日(土)、都内江戸川区所在「タワーホール船堀」において開催された「特定非営利活動法人日本防災士会スキルアップ研修会=マンション防災について=」に、参加し、全国から集まった「一三〇名の防災士」とともに、マンション防災の知識、情報の利用、普及・啓発を研究しました。
講師:釜石徹(災害対策研究会主任研究員・マンション防災士)
マンション防災指導のポイント
近年のマンション防災についてパワーポイントを活用し、テーマを七項目に分け、
「首都圏直下地震・南海トラフ大地震の被害想定と電力・ガス・水道の復旧予測」を話した後、
実践的マンション防災対策として「事前の備え・大災害時の自助の推進・エレベーター停止時の緊急対応等・生活継続」
家庭防災力アップでは、「怪我をしないための家具転倒防止措置・怪我の手当てと初期消火・食事、飲料水の確保、トイレ措置等長期の住宅避難生活の備え・在宅期間と最終手段」
マンション防災マニュアルの作成は、「使いにくさ・親しみにくさ・お荷物さ」を解決するマニュアルとして、「一枚シートのマンション防災マニュアル」の作成を具体的に訴えていました。
特に、耐震化アプロートとして、「昭和五六年五月以前の建物は、耐震化・建て替え補強が必要である。」と強調していました
また、震災の程度によって、電気・ガス・水道の被害回復がどの位になるのか全く不明のため、「カセットコンロは必需品であるから準備しておくこと。」とも強調していました。
今回は、最新の情報と阪神淡路大震災の教訓、具体的なマンション防災だけではなく震災時の生活を如何にすべきか、必需品は何が、また、いつ来るか不明の大震災に備え、初動対応や自分・家族・近隣の「命を守るため、怪我をしないため」にどうすべきか等々が理解できました。そして、今後とも地域防災力の向上を如何にしていくべきかを認識できた講演会でもありました。