加須警察署総合防災訓練への参加について【加須支部】
2025年9月5日 更新
加須支部では、防災週間中の9月4日(木)、加須警察署で実施された総合防災訓練に警察OB災害協力員10名が参加しました。
実施日時
令和7年9月4日(木)午前10時00分から午前11時00分までの間
実施場所
加須警察署道場及び駐車場
実施者

消防署員の説明を受けている状況
指導者
埼玉東部消防組合消防局 加須消防署員
体験受講者
- 加須警察署員
- 福祉協会加須支部員(警察OB災害協力員)10人
実施内容
煙体験
体験ハウス内に模擬煙を充満させ、その中を通り抜ける体験

煙体験の状況
コツ
- 口にハンカチを当て、腰をかがめて低姿勢で通り抜けること。
消火訓練
訓練用消火器で消化訓練

消化活動の状況
コツ
- 消火対象5m付近から消化をはじめ火勢が弱まったら3m付近に近づいて消化する。
- 炎でなく出火元に噴霧すること。
- 15秒で使い切るので迅速に行うこと。
- 高さ3m以上の炎の時は対処不能なので逃げに徹すること。
AEDの活用方法
訓練用AEDを使い実体験

AEDの活用状況
コツ
- 胸骨圧迫は、毎分120回程度のテンポがよい。
- 胸骨圧迫は、胸と胸の間の下の方に手を当てるとよい。
- 胸骨圧迫は、腕を垂直して体重をかけ、胸が3㎝から6㎝沈み込むぐらい力を籠めるとよい。
- AEDは、消防車が来る(平均9分)までに蘇生しなかったら何度でも繰り返してよい。
- 対象者が汗ばんでいたら、パットを当てる部分を拭ってやり通電をよくする。
簡易担架の作り方
警杖2本と毛布で簡易担架を作り疾病者を運ぶ訓練

簡易担架の状況
コツ
- 毛布を床に広げ、長辺の3分の1に一本目の棒を置く。
- 一本目の警杖を包み込むように毛布を折り返す。
- 二本目の警杖は、折り返された毛布先端部分の端を少し折り戻せるところに置く。
- 毛布を15㎝位折り戻すようにして残った3分の1の毛布を巻き込むように包みこむ。
※完成したら疾病者を寝かせて運ぶ。2人で運んでも4人で運んでもよい。
実施結果
参加者は、積極的に訓練に参加し、災害対処能力の向上に努めた。
特に警察OB災害協力員は、今回の訓練に参加したことで、単独で緊急の事態に遭遇しても落ち着いて適正に対処することが期待できる。

OB災害協力員の集合写真