第35回 暴力追放・薬物乱用防止埼玉県民大会への参加について【浦和支部】
2025年11月25日 更新

大会出席の警友会浦和支部員
浦和支部では、11月17日(月)埼玉会館大ホールで開催された「第35回暴力追放・薬物乱用防止埼玉県民大会」に、小菅支部長以下9人が参加しました。
第1部では、主催者の埼玉県暴力追放・薬物乱用防止センター吉田理事長、野井警察本部長の挨拶が行われ、大野埼玉県知事のビデオメッセージが流れました。
次に、暴力追放活動功労者(団体)、暴力追放・薬物乱用防止活動功労者(団体)の表彰や感謝状の贈呈が行われ、埼玉県議会議長等からの祝辞が述べられました。
そして、昨年の全国暴力追放運動中央大会において「暴力追放栄誉銅賞」を受賞された元警察官の大久保武男氏が大会宣言(案)を読み上げ、満場一致で採択されました。

埼玉弁護士会 青山隆治弁護士による特別講演
第2部では、埼玉弁護士会民事介入暴力対策委員会の弁護士青山隆治氏による、「詐欺を考える~その背後に暴力団・匿流~」と題した特別講演が行われました。
内容は、ご自身が実際にかかわった「振り込め詐欺やキャッシュカードを騙し取り預金口座から預金を引き出す預貯金詐欺、ネット上で事業資金を出させた後、追加資金名目に更に資金提供させる投資詐欺、結婚や異性との交際を仄めかしながら資金提供させるロマンス詐欺、女性が経営する飲食店で極めて高額な飲食代金を請求するぼったくり事件等」を具体的に話されました。
また、特殊詐欺は、家族にも言えず自分が騙されたと思いたくないなど、被害者の弱みに付け込み同一人に繰り返し行われるとのことです。
講演を聞いて、組織的な詐欺に暴力団が関与している場合は、暴力団の代表者に賠償責任を追及する方法があるとはいえ、被害額の大半を利得している人物の特定は困難で詐欺被害の回復は非常に難しい。
例えば「ぼったくり被害も、高額なボトルでも料金表で説明していると言われる。請求書に自分で支払う旨のサインをしても酔っていてその記憶が曖昧である。結婚詐欺でも、金品の提供を受けた時は結婚する気があったが気が変わった等と言い逃れる。」などで、返還額は1割未満だと思うとのことでした。
預金口座や携帯電話売買には若年層が係わることが多いとのことなので、特殊詐欺キャンペーンで市民に訴えるだけではなく、より身近な自分の子供や孫達にも十分注意をさせなければと、参加者は講話を真剣に聞き入っていました。
第3部では、埼玉県警察音楽隊・カラーガード隊によるアトラクションで盛り上がりました。











