日本防災士協会通常総会に出席【川口支部】
2019年6月26日 更新
支部では、6月22日(土)、都内千代田区「星陵会館ホール」において開催された「特定非営利活動法人日本防災士会令和元年度通常総会」に、全国の防災士とともに渡邉支部長が参加し、防災の意識、知識、技能向上と自治会や地域住民を如何に守るか、地区防災計画の作成等々と地域貢献事業活動の支援と協カの在り方を研究しました。
「防災士」の基本理念は、
- 自助:自分の命は自分で守る。
- 共助:地域・職場で助け合い、被害拡大を防ぐ。
- 協働:市民、企業、自治体、防災機関が協力して活動する。
で、社会の様々な場で防災力を高める活動が期待され、そのために十番な意識と一定の知識・技能を修得したことを、日本防災機構が認証した人で、現在、全国に17万人余(正会員は、9,348名)おり、47都道府県に各支部があり、種々の活励をしています。
当日の通常総会は、全国の防災士が約300人出席しました。
第一部
開会挨拶(浦野理事長)
出席状況報告・議長選出・議事録署名人の選任
議案審議
- 第一号議案(平成30年度事業経過報告)
- 第二号議案(平成30年度収支決算報告及び監査報告)
- 第三号議案(令和元年度事業計画(案))
- 第四号議案(令和元年度会計収支予算(案))
- 第六号議案(事務所移転並びに定款第2条(事務所)の変更について)
が上程されたが、いずれも満場一致で可決承認された。
第二部
地区防災計画の取組(各地の防災士による地区防災計画の取組体験発表)
- 地区防災計画の取組(富山県防災士・佐伯邦夫)
- 地区防災計画の取組(埼玉県防災士・伊佐山勉)
が、地区防災計画の取組等々を訴え、参加者からは大きな共感を呼んでいました。
特に、伊佐山防災士の取組は、埼玉県熊谷市奈良地区の「地区防災計画の取組」の発表で、市・地区・消防等の関係者を巻き込み、安否確認、合同防災訓練、街歩き調査、マップ作成、班別の訓練を実施し、奈良地区防災計画を作成し、本年2月20日に、富岡熊谷市長に提案、効果的な防災計画として位置づけの好評を得、市地域防災計画に反映されていました。
今後とも、大規模災害に備え、初動対応や自分・家族・近隣の命を守るため、地元自治会活動に反映させ、地域防災力の向上等を目指していきます。
※全国の防災士は、9歳から99歳までの、「17万人余名」いるが、年会費5,000円を支払っている正会員は、「9,348名」と極めて少なく、正会員・賛助会員の入会促進が急務・課題である。(本年3月末現在)
少ない理由は、大半は、小中学校、高校、大学及び会社、自治体などの行政が取得させているだけものが多く、特に小中高校生や高齢者は、会費が払えず、取得だけになってしまっているのが実情で、問題点が指摘され、年代別の年会費徴収や免除規定、団体での拠出、女性の視点に基づく防災力を生かす対策等を考える必要性があり、見直し意見も出ており、検討中とのことです。