「犯罪被害者支援県民のつどい」に参加【大宮東支部】
2019年11月26日 更新
大宮東支部では11月25日(月)午後、埼玉会館小ホールにおいて開催された埼玉県、埼玉県警察、(公社)埼玉県犯罪被害者援助センター主催の「令和元年度犯罪被害者支援県民のつどい」に木村支部長以下4名の会員が参加しました。
「県民のつどい」は3部構成で行われ、第1部では、主催者を代表して埼玉県知事(副知事代読)が、来賓を代表して埼玉県議会議長(総務県民生活委員会委員長代読)が挨拶を行い、次いで埼玉県公安委員会委員等来賓の紹介、続いて小、中、高校生の犯罪被害者支援に関する作文・感想文に対する埼玉県知事賞(3名)、埼玉県警察本部長賞(3名)、埼玉県犯罪被害者援助センター理事長賞(6名)の表彰が行われました。
第2部では、特定非営利活動法人いのちのミュージアム代表理事鈴木共子氏による「一人息子を交通犯罪で奪われて、今」と題した基調講演が行われました。
鈴木氏は講演の中で(要旨)
1995年、夫(59歳)が肺がんで亡くなり母子家庭に。その5年後の4月9日には一人息子の零(19歳)を飲酒・無免許運転による交通事故で奪われた。
被害者支援センターがすぐにサポートしてくれ、裁判の付き添いなど法的支援を受けることができた。同時に同じ境遇の被害者遺族に会わせてくれた。同じ体験者との出会いは救いにつながった。
被害者家族のつどいで、アートを通して被害者やその家族の声を多くの人へ届けようと考えた。それが、いのちのメッセージ展の始まりで、活動の目的は「命が守られる社会」を実現させること。そんな社会が実現するまでメッセージを伝え続けるつもり。
2010年には日野市の廃校になった小学校の中に「いのちのミュージアム」を開館し、未来を担う子供たちに生命のメッセンジャーを通じて、相手の心の痛みを思いやることの大切さ、重要さに気付いてもらえるきっかけを提供している。
などと、熱く語ってくれました。
第3部では、東邦音楽大学のピアノとサックスの奏者によるミニコンサートが行われ、定刻に終了しました。