緑区地域安全講演会への出席について【浦和東支部】
2014年3月7日 更新
開催日時
平成26年2月27日(木)午後1時から午後3時30分まで
場所
さいたま市緑区所在プラザイースト 2階多目的ホール
主催
緑区防犯推進実行委員会、さいたま市緑区
参加者
- 緑区内防犯・自主防災関係機関団体及び各自治会約200名
- 福祉協会浦和東支部支部長以下会員3名
講演会開催状況
講演に先立ち、緑区防犯推進実行委員会委員長及び中川緑区区長があいさつ
し、その後、
- 第一部
「子どもの防犯対策~家庭・学校・地域でできること」
講師 危機管理教育研究所 代表 国崎信江氏 - 第二部
「自助・共助による防災対策、発災時の対応」
講師NPO法人日本防災士会常任理事橋本茂氏
として講演が行われた。
その中で第一部の「子どもの防犯対策」が、支部活動の防犯パトロール等における参考となるべき項目として
- 子供の被害実態では、高校生以上、中学生の順に多いのに、保護者の関心は小学生、未就学児に高く、被害件数の多い高校生や中学生に余り目が向けられていない。
- 平成24年度の犯罪の特徴の中で、粗暴犯や風俗犯の増加に加え、配偶者間、親族間における検挙件数の増加が見られる。
- 子どもの被害の起きている場所では、未就学児、小学生では共同住宅や駐車(輪)場といった子供の行動範囲と密接に関連した場所が圧倒的に多い。
(良く「遠くまで遊びに行っちゃ駄目よ」と声を掛けるが、実際には最も身近な場所が被害場所なのだ。) - 子供連れ去り事案の約3割は自宅から100メートル以内
- 子ども110番の家が機能していない
(登録されているだけで、ネットワークに組み込まれていない。学校ではかなり重要視しているのだが。) - 地域で不審に感じる人がいたら、「#9110」(警察相談窓口)に通報を。
(通報することによって情報が記録化され、蓄積される。) - 不審者の人相、特徴の把握には、変えられない特徴点を捉える(身長、体格、髪型等)
- 留守番の子供に対し、日本人は寛容過ぎるのでは
(もし、留守番中に空き巣等に侵入されたら、どうするか。それ以前の侵入を防ぐ対策をしっかりと) - いつもと違う何かを見つける力をつけさせる
(いつも閉まっているべきところが開いている、見慣れない車が停まっているなど) - トイレに防犯ブザーが設置されるようになってきたが、見方によっては何かがあったのかも、との注意を
- パトロールは地域全体にまんべんなく、ではなく、犯罪被害の多発している地区や時間帯に焦点を絞る集中的な対策を
(繰り返し行われる犯罪にはちょっとした情報の蓄積、これらの分析が大切)
等であり、今後の防犯パトロール、自治会の講話等の参考にすることとした。