第32回 暴力追放・薬物乱用防止埼玉県民大会への参加について【浦和支部】
2022年11月29日 更新
浦和支部では、11月7日(月) 埼玉会館大ホールで開催された「第32回暴力追放・薬物乱用防止埼玉県民大会」に、湯本支部長以下7人が参加しました。
第1部は、主催者の埼玉県暴力追放・薬物乱用防止センター富岡理事長、高柳県副知事、鈴木警察本部長の挨拶が行われた後に、暴力追放活動功労者(団体)、暴力追放・薬物乱用防止活動功労者(団体)の表彰が続き、令和2年度暴力追放栄誉銀賞受賞者の細田英夫氏による大会宣言が行われました。
第2部は、埼玉弁護士会民事介入暴力対策委員会の吉澤俊一氏による「悪質クレーマー対策の基本」についての特別公演が行われました。同氏は、悪質クレーマーについて、顧問弁護士として経験したリフォーム会社で、「食洗器で汚れが落ちない」から始まり、「食洗器の修理により壁が壊れてネズミが家に侵入し、これにより家の価格が下がった。感染症になった。ネズミの駆除費用を出せ。」等要求がエスカレートしていった事例をあげて、悪質クレーマーが増える原因として企業の顧客至上主義があげられる。これらの対策として、悪質クレーマーと正当な顧客との峻別、単独処理の回避と組織的対応、苦情処理の専門部署の設置、対応マニュアルの作成と社員教育、防犯カメラや録音装置の準備、迅速的確な事実確認と弁護士や警察等外部の専門家への迅速な相談による民事・刑事的対応、回答は書面で行うこと、ミス・不祥事は隠すことなく責任を取ることなどについて、スライドを活用して分かりやすく説明されました。
その中で、「警察OBの雇用の必要性」について言及されると、聴衆者の中で警友会員と思われる方々が頷いている姿が見られました。
埼玉県警察福祉協会浦和支部員
鈴木埼玉県警察本部長挨拶
埼玉弁護士会民事介入暴力対策委員会 吉澤俊一氏特別講演