犯罪被害者等支援の会オリーブ公開講座への参加について【狭山支部】
2023年9月21日 更新
狭山支部では、狭山警察署からのお声がけを受け、2023年9月16日(土)狭山市市民交流センターにおいて開催された見出しの公開講座を受講しました。
一般社団法人犯罪被害者等支援の会「オリーブ」は、犯罪被害者及び交通被害者やその家族等の支援を行うことで、被害者の心の状態が少しでも回復されることを目的とする会で、同目的でイベントや学習会等を開催しています。
同会は、狭山市が2023年7月1日狭山市犯罪被害者等支援条例を制定したことに伴い、同講座を開催しました。
同講座の第一部では、埼玉県警察本部警務部警務課犯罪被害者支援室 佐藤春香氏 による基調講演「現在の被害者の支援情勢について」を受講することができました。
講演では、狭山市の条例制定を含めて、現在、県内においては63市町村のうち、35の自治体で同条例を制定し、被害者対策への更なる取組意思を表明しており、その取組みに期待を寄せているというお話がありました。
また、昭和49年に発生した三菱重工ビル爆破事件において、同ビルで勤務していた方は労災事故として補償が行われたが、たまたま通りかったた市民は補償を受ける制度がなかったことが「被害者やその家族等の声」によって社会問題となり、犯罪被害者等給付金制度が生まれることとなったという、犯罪被害者対策の事始め的なお話がありました。
こういう歴史的事実を知らなかったことや被害者支援に対する意識不足に恥ずかしさを覚えながら、学ぶことの多い有意義な時間を過ごすことができました。