第33回暴力追放・薬物乱用防止埼玉県民大会への参加について【大宮東支部】
2023年11月7日 更新
大宮東支部では、11月6日(月)午後、埼玉会館大ホールにおいて開催された(公財)埼玉県暴力追放・薬物乱用防止センター及び埼玉県警察主催の「第33回暴力追放・薬物乱用防止埼玉県民大会」に支部長以下5名の会員が参加しました。
県民大会は2部構成。1部では、主催者の挨拶に続いて関東管区内暴力追放運動推進センター連絡協議会の表彰伝達(功労者2名、功労団体3団体)と(公財)埼玉県暴力追放・薬物乱用防止センターの表彰(11名、11団体)が行われ、次いで埼玉県議会議長、埼玉県公安委員会委員、さいたま地方検察庁検事正の祝辞、大会宣言が行われました。
大会宣言は、昨年度暴力追放功労者表彰暴力追放栄誉銅賞受賞者佐藤信一氏(さいたま市)によって、「暴力団を恐れない、暴力団に金を出さない、暴力団を利用しない、暴力団と交際しない」の実践と「薬物乱用は『ダメ。ゼッタイ。』」などと力強く読み上げられ、参加者全員の拍手をもって確認されました。
2部では、元埼玉県警察本部長、元警視総監、現公益財団法人日本道路交通情報センター理事長池田克彦氏による「危機管理と組織の在り方」と題した特別講演が約1時間に亘って行われました。
講演は、予め配付したレジュメにそって行われ、その中で講師は、「危機管理にはリスクコントロールが最も基本にあるべきもの」と位置付けた上で、自己の経験した「成田闘争」警備や「阪神・淡路大震災」対策等の事例を紹介しながら「リスクコントロールの要件」として
- 手持ちのカードにとらわれない(問題が大きいからと言ってスルーしない)
- 前例踏襲や成功体験による幻想を排除する
- 現場目線で考える(平常時の計画は非常時に使えない)
- 無駄を無駄と考えない発想が必要
- 衆知を集める(上位者の独断を排除)
- 完璧でないことを自覚する(100%の安全はあり得ない。リスクの高い場合、どこで割り切るかを冷静に判断する)
ことなどを強調しました。