犯罪被害者週間埼玉大会に参加【鴻巣支部】
2014年12月4日 更新
支部では、11月29日(土)午後1時30分から4時半迄「埼玉会館小ホール」において開催されたみだしの大会に、高見澤事務局長以下6名の支部会員が参加し、大会の盛り上げに寄与しました。
主催は、内閣府、埼玉県、埼玉県警察、公益社団法人埼玉県犯罪被害者援助センターであります。大会は、主催者挨拶、来賓祝辞の後「犯罪被害者支援に関する感想文」優秀者の県知事賞、県警本部長賞の表彰が行われました。
杵淵智行県警本部長は「性犯罪は増えている傾向にある。県警は、取締りと被害者等への支援に全力で取り組んでおります」と挨拶した。
基調講演では、「性犯罪被害にあうということ」をテーマにし犯罪被害にあわれた講師の女性が14年前、24歳のとき、夜8時過ぎ通勤からの帰宅途中被害にあった経験を話して下さいました。
講師は、「性犯罪の事なので母にも肉親にも話せず苦しみ悩み心の傷の回復の困難さ」を話していただきました。
同講師は、「本日、420名の参加者が、自分と向きあって犯罪被害者の「心の傷」の話しを聞いてくれましてありがたい」と話して下さいました。
次に、パネルディスカッションでは、「性暴力被害とその支援について」と題し、
精神科医 飛鳥井 望氏(司会)
産婦人科医 山本 勉氏
弁護士 望月 昌子氏
県警犯罪被害者支援室長 新井 ひろみ氏
の4名がそれぞれの立場で意見を述べられました。
山本勉医師は、「性犯罪者は、再犯が多いこと、ゼロにするには加害者を減らす方策が必要である」と主張されました。
望月晶子弁護士は「被害者保護の立場から被害届をつくることや、裁判に被害者を参加させること等、弁護士による支援を行なっている」と話しました。
新井ひろみ県警犯罪被害者支援室長は「犯罪被害者の立場に立って直接的支援を行って、相談や問題解決に関係機関と連携してやっております。」と話してくださいました。
飛鳥井望(司会)氏、専門的立場から犯罪被害者は「PTS症状が多い」と話されました。
最後に、ミニコンサートでは、県立松伏高校合唱部1年生30名が「見上げてごらん夜の星を」他2曲を合唱してくださり、大会参加者から盛大な拍手が送られました。終りに私達支部会員参加者は「社会全体で犯罪被害者を支えていかなければならない」と痛感しました。そして被害者も加害者も出さない街を実現のため微力を尽くしたいと誓いました。