緑区地域安全講演会への出席について【浦和東支部】
2016年3月15日 更新
開催日時
平成28年3月2日(水)午後1時から午後3時30分まで
場所
緑区 プラザイースト2階 多目的ホール
主催
- 緑区防犯推進実行委員会
- さいたま市緑区自主防災組織連絡会
- さいたま市緑区
出席者
緑区防犯・交通関係団体、区内自治会、防災関係団体等約200名
講演
第一部 防犯の部 講師 元警視庁警察官・子育てアドバイザー 幸島美智子氏
第二部 防災の部 講師 災害リスク評価研究所代表 松島康生氏
第一部の講演概要
演題は「できることから始めよう・地域連携と子どもの安全」であり、
- 子どもたちを取り巻く問題、
- 声掛け事案から身を守る安全基礎体力
- 虐待の早期発見と対応
- ネット社会・スマホの問題点と対応
- 子どもたちに寄り添う地域活動
等を内容とするものであった。氏は、終始辛口発言で語り、その中で、
- いじめ問題では、必ず教師に非難が向けられ、小学校での校内暴力に至っては1万件を超え、7~800人もの教師が生徒にケガをさせられている実態等をマスコミは報道せず、教師が可哀そう。
- 声掛け事案では、10歳位までにハッキリと物を言える教えが大切。例えば、車を止めてまで道を聞こうとするのに、小さい子どもに聞く筈がない等具体的な危険を教える
- 安全パトロールでは、とにかく誰にでも声をかけまくって、あの地域は、うるさい地域、と印象づけることが効果的。また、パトロールは期限を付けてやる。そうしないと従事者が疲弊してしまう。
- 虐待の早期発見では、専門機関への通報もさることながら、隣であればまず声をかけて欲しい。「どうしましたか」って。
- 小さい子に対する暴力は、行う者も小さい頃に暴力を受けている。
- 子どもの貧困は、親も貧困である。これを突き詰めると「離婚」に行き着く。離婚する前の両親のいさかいを子供が見て育ってきた。離婚は連鎖する
- ネット依存症、5時間以上使うのが依存症という。今は、0歳からスマホに触っている。言葉が遅くなる。表情がない。
- 子ども達に寄り添う活動ては、我が子の友達は皆友達、という太っ腹の母であって欲しい。我が子だけの子育てになるな。
- 子どもの生きる力では、「自分の一食は自分で出来る」ようにすることだ。生卵を割れる、それだけでもご飯が食べられるだろう。
- 小学校低学年までは一緒に風呂に入れ。愛された記憶が非行に走らないことに繋がる。
- どんな職業でも良いではないか。とにかく、自分で飯を食べていけることが大切なのだ。子供にプレッシャーをかけてはならない。
- いい子にならなくていい。いいやつになれ。
- 褒めて育てる。
- 「ありがとう」の言葉を一杯かけられるように育てなさい。
等が身につまされたことを含め、印象に残った。
※第二部はパネルディスカッションが主でありましたことから、内容は省略致します